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Bacchus Antiques

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バーボン・ウィスキーの部屋

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 バーボンの名前の由来は、フランスのBourbon(ブルボン)王朝に由来する。1775年、独立戦争が勃発したが、アメリカの後ろ盾をしたのが時のフランス国王、ルイ16世だった。独立後にアメリカ合衆国は感謝の印として、ルイ王朝のブルボン家の名前を取った郡を、ケンタッキー州に作った。バーボン郡として今も残っていて、これがウィスキーの呼び名としても定着していった。
 バーボン・ウィスキーの誕生は1785年、ジョージタウンに住むElijah Craig(エライジャ・クレイグ)牧師によって発見されたとされている。彼は偶然にも、内側を焦がした樽で貯蔵したウィスキーが、香りも色も良くなっていることを見付けた。これがバーボン・ウィスキーの誕生とされているが、その他にも2,3の話がある。少なくとも19世紀初頭に、バーボン・ウィスキーは誕生していたことは確かである。
 南北戦争の終結後、豊富な資本源を基にした北部の企業が、南部にも浸透していった。この時ウィスキー造りには、効率的で大量生産のできる連続式蒸留機が使われるようになった。ジャック・ダニエルやエンシェント・エイジなどの有名企業も、この時期に創業をしている。
 現在、連邦アルコール法によりストレート・バーボン・ウィスキーは、以下のように定義されている。

1.原料となる穀物は、トウモロコシを51%以上使用すること。トウモロコシを80%以上使ったものは、コーン・ウィスキーと呼ぶ。

2.蒸留は80°以下で行い、62.5°以下で熟成し、瓶詰めは40°以上で行うこと。

3.熟成は内側を焦がしたホワイト・オークの新樽で、最低2年以上行うこと。

などとなっている。

 独特の赤みを帯びた色は、内側を焦がした樽によって生まれる。バーボン・ウィスキーの約8割は、ケンタッキー州で作られ残りはインジアナ州となっている。


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